年賀状 縁起ものモチーフデザイン

こちらは昨年の情報です。
(お知らせ)サイトを引っ越しました。亥年のデザインは新サイトへどうぞ!
     ↓↓↓↓
https://nenga.e-aisatujo.com/

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【霊峰冨士、初日の出】

富士山は日本一高く美しい山で、また末広がりなその姿から縁起が良いとされています。
初日の出は、ご来光とも呼ばれ、新しい年を希望とともに清々しく迎えられたことを感謝する意味合いがあります。

【松竹梅、松・竹・梅】

「松」は、常緑であることから強い生命力の象徴・不老長寿の象徴とされていました。「竹」は、その成長の速さから威勢がよい、節目があることから節度がよい、またその青さから清浄さを連想させるため縁起物として用いられてきました。「梅」は、極寒に耐え花を咲かすその姿がめでたいものとして江戸時代より新春を彩るモチーフとして定着していったようです。
やがてこの3つが「門松」の部品となり、現在のお正月を彩る縁起物セットとなりました。
(ちなみに縁起物としての「松」「竹」「梅」自体にはそもそも優劣や順序はなく、お寿司屋さんなどで並の注文を気兼ねなくしてもらうために、上中並に松竹梅をあてはめてメニューにした事がはじまりだそうです。)

【打ち出の小槌】

大黒様が持っている、または有名な昔話「一寸法師」に出てくる不思議な小槌です。望みを願いながら上下に振れば願いが叶うとか、ひと振りで大判小判や素晴らしいご馳走が現れるなどと云われている幻のアイテムです。あやかって幸せがざくざく訪れますように。

【扇・扇子(おうぎ、せんす)】

コンパクトに折りたたまれた状態からから開く様子はとても優雅で美しく、日本の伝統を感じさせる実用品ですが、両端に向かって広がるさまから「末広がり」として縁起ものとされています。また、元来涼をとる道具であることから、邪気を払い、新しい風…清らかな新春の風をお届けするという意味合いでも、人気のモチーフとなっています。

【宝船】

あらゆる幸福と宝物を沢山積んでこちらへやって来る船です。七福神が乗った図案で描かれる事が多い縁起絵です。

【七福神】

云わずと知れた開運招福の神様ご一行です。それぞれ幸せとそれを象徴する宝物をたずさえておられます。

【破魔矢・絵馬】

破魔矢は、読んで字のごとく、魔を破る矢、災厄を打ち破り幸福を射止めるという縁起物です。
絵馬には干支の絵が描かれ招福を祈ります。

縁起もの玩具(羽根つき・独楽・凧・鞠・瓢箪など)

【羽子板、羽根つき】

「景気をはね上げる」として商売繁盛に、または、「邪気をはねのける」ことから災厄、疫病から身を守り福徳豊かに健やかに一年を過ごせるように家内安全・無病息災・特に子供のお守りとして飾られます。羽根の玉には無患子(ムクロジ)という木の種が使われ、羽子板に当ると乾いた良い音を立てることも場の浄化、厄よけの意味を持っているとか。また「無患子=子が患わ無い」(わずらわない)という語呂あわせの意味もあるようです。

【独楽(こま・コマ)】【凧(たこ)】【鞠(まり)・手毬(てまり)】

独楽は「よく回る」ことから、回転がいい、金がまわる、などの語呂合わせから、商売繁盛に縁起よしと言われています。
凧は、現代ではお正月ぐらいにしかみかけない子供の遊びですが、昔は男子の節句に願を込めて行なっていました。凧はしなやかで強靭な竹の骨を使って作り、風を受けて勇壮に大空高く上がる姿から、健康と立身出世を願った行事だったようです。
鞠や手毬は、鮮やかな色と模様で美しい、もともとは高貴な幼児の遊び道具でした。丸々と円満にはずむ心豊かな暮らしへの願いが込められた幸福のシンボルです。四方八方どこから見ても角立がない「角立たず」な姿から、魔除けの意味もあります。

【瓢箪(ひょうたん)】

瓢箪(ヒョウタン)は、蔓が伸びて実がたくさんなる様子や生命力が強いことから、除災招福・家運興隆・子孫繁栄の縁起物として愛されています。
また「瓢箪から駒」ということわざは、ひょうたんから名馬が出てきた昔話になぞらえ、ひょんなことから幸運が転がり込むたとえで使われます。
申歳で言えば、「サル」の愛称で、農民出身でありながら織田信長に重用され、天下を取るまで大出世した豊臣秀吉の馬印が「千成瓢箪」だったことから、立身出世や大いなる成功などのイメージもあります。

【干支物、土鈴、張り子】

その年の干支を象った置き物や、土鈴、張り子は縁起物です。

【福犬】

犬はお産が軽くなおかつ子沢山のため、安産祈願の象徴とされています。「福犬」とよばれる丸い愛らしい形の犬のお守りには、安産の願いと、生まれた子どもの無事な成長を願いを込められています。福犬が竹の籠を被っているのは、竹+犬で笑という文字になることから、笑いのたえない朗らかな子どもの成長を祈ったゲン担ぎと言われています。また、籠は「かご」=「加護」、神様のご加護がありますようにとの意味もあるようです。

【餅・鏡もち・餅つき】

鏡餅は神器のひとつ「鏡」にその形が似せて作られます。
また、満月には月でたつが餅をついているという伝説もありますね。満月は「望月(もちづき)」と言って円満・成就・豊穣の象徴でもあります。

【鶴・亀】

翼を広げた姿の美しさから招福のシンボル、「鶴は千年、亀は万年」と言うくらい鶴は亀と共に長寿を表す大変縁起のよい鳥とされています。鶴のつがいの仲のよさから二羽の鶴は夫婦円満も象徴しています。亀の甲羅模様は古くから魔除けの意味があり、八角は末広がり、「亀甲(きっこう)」を吉候(よい兆候)と読ませる語呂合わせもあります。

【桝】

升の目は、ますます(益々)繁栄を意味します。中に小さな縁起物が入ってさらに良い年を招きます。

【だるまさん】

元はインドから中国へ佛教を伝えた実在した偉いお坊さんがモデルです。達磨大師は9年にも及ぶ永い座禅修行によって手足が壊死してしまいますが、強い精神力をもって意志を貫き通し、ついには悟りを開きます。その逸話と共に厳めしい風貌が日本に伝わって張り子のダルマ人形が作られます。これが庶民の間で、疫病除け・魔除けとして大流行。ダルマ人形は軽く転がしてもすぐ起き上がることから、「まけない」「すぐなおる」「かるくすむ」ということで無病息災・家内安全・商売繁盛、加えて現代では「七転び八起き」「あきらめない」も合わさり合格祈願や当選祈願として、非常に人気のある縁起ものです。

【鯛(たい)】

高貴な朱色の鱗で、姿・形が美しく、味も良いうえ、その身が腐りにくいことから、魚の王として、古く昔より神様へのお供えや慶事(お祝い事)に使われてきました。そのため「目出度い魚」、また「めでたい(鯛)」との語呂合わせから縁起ものとされています。

【鈴、リボン、結び紐】

鈴や、結んだ紐(リボン等)には魔除けの意味がありますが、結んだ紐は、「人との縁・和(わ)」や、「夢の実現・努力の成果(むずぶ)」などを表し、鈴は「今年も良くなり(鳴り)ますように!」との意味もあり、縁起物です。

【椿】

頭から落ちるということで武士が嫌ったという逸話もありますが、元々古くは、日当りや土質を選ばず非常に丈夫で寿命が長く、実からは良質の薬油がとれ(美容に美髪に椿油は有名ですよね)、魔除けの紅色の花を咲かせる性質から、厄よけ、無病息災、不老長寿の縁起の木として珍重されていました。またその美しさから茶人に愛された花でもあります。

その他の縁起もの

その他の縁起物です。今回当店のデザインに該当のものはありませんが、ご自身でイラストを添えたりシールやスタンプでデコレーションする際などに参考にしてください。

【一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)】
初夢に見ると縁起がいいと言われているベスト3です。一番高い富士山に雄々しく大きな爪で獲物を捕る鷹、そして茄子,なんでナス?! 由来には諸説あるようですがお年賀ですから「茄子」,「成す(大願成就)」が、しっくりきますね。
【招き猫】
招き猫の挙げている手には意味があり、左手挙げの猫は「人(客)招き」、右手挙げの猫は「金招き」といわれています。
【獅子舞】
起源ははっきりしませんがその昔、飢饉が流行ったとき、疫病退治・悪魔払いのために神事として舞ったのが始まりではないかといわれています。転じて獅子舞自体が縁起物として今や商店街の初売の催しなどに欠かせない商売繁盛の踊りでもありますね。
【赤べこ】
「べこ」とは方言で「牛」のことをさす「赤べこ」は会津地方の伝統民芸品(張子)の縁起物です。幸せを運び、疫病から子供を護ると言い伝えられ、あたまを撫でてゆらす事で「赤べこがあたまをふった回数、厄除けや招福をしてくれる」とも言われています。
【チャグチャグ馬コ】
「チャグチャグ馬コ」は、あでやかな馬具とたくさんの鈴で飾られた馬が行進する、豊作感謝と無事息災を祈る岩手県のお祭りです。馬が歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来で、その美しい馬を象った木彫の馬が縁起物(お守り)となっています。
馬そのものが幸運を運ぶものですが、特に「馬の蹄鉄」は、日本のみならず世界各地でも幸運の象徴として愛されています。
【南天】
赤い実の鮮やかな南天は「難転」または「成天」と云われ、災厄除け縁起木としてお正月の飾りなどにも人気があります。漢方薬にも使われます。
【熊手(くまで)】
福(幸運)や富(金運)を「かき集める」と言われています。
【福助さん・福助人形】
福助さんは、こどものような顔に大きな頭、大きな耳の福が特徴の、愛嬌のある姿の「福の神」の人形です。裃姿に末広扇を腰にさした正装でお出迎えるようにお辞儀をする姿から、客や幸運をを招くとして商売繁盛・家運隆盛にご利益があると言われています。また、願いが叶う願掛けの縁起物としても人気が高いようです。元々は、願いを叶えるとして江戸時代に流行した福の神の人形「叶福助」が元と言われ、モデルとなる人物も実在したと言い伝えられています。